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らいとNGC7000

Author:らいとNGC7000
神戸市在住です。乙女座。AB型。好きなこと・趣味:天文、観劇、ぶらりと散策、囲碁将棋。Blogの記事内容は、すべて管理人の私見です。
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7960:今晩は by りら on 2010/02/18 at 20:53:04 (コメント編集)

これだけの知識を御持ちで

びっくり しました

これだけ書くにも根気のいることでしょう  感心するのみです

7963: by らいとNGC7000 on 2010/02/19 at 21:05:08 (コメント編集)

りらさんへ

コメントありがとうございます。著者の外山滋比古さんの文章を紹介しました。
なるほどと感じた箇所をまねすることから始めるのもひとつの方法だと思います。
私は物が増えすぎて困っているので、これをきっかけに整理して減らそうと考えています。
もしも床が抜けると大変ですからね。(・∀・;)それは冗談ですが、絶対に減らします。

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思考の整理学

「思考の整理学」外山滋比古 著 を読みました。具体例をあげながら、わかりやすく説明されています。

P.128 より ものを棄てることについて書かれている箇所を紹介します。

 すてる

 知識は多ければ多いほどよい。いくら多くのことを学んでも、無限と言えるほどの未知が残っている。
 万有引力のニュートンは次のように言ったと伝えられている。
「世間ではわたくしのことをどう思っているか、知らないが、自分では、自分のことを浜辺で遊んでいるこどもみたいだと思っている。ときどき珍しい小石や貝を見つけてて喜んでいるが、向うにはまったく未知の大海が横たわっているのだ」。
 この真理の大海をきわめてつくすことはできないにしても、知識は多ければ多いほどよいのははっきりしている。お互い小学校へ入ってから、つねに、知識の不足にひそかに悩んできた。とにかく、知識を仕込まなくてはならない。
 それに気をとられていて、頭の中へ入った知識をどうするか、についてはあまり考えることがない。それでもの知りができる。もの知りは知識をただ保有しているだけ、ということがすくなくない。
「知識それ自体が力である」(ベーコン)
と言うけれど、ただ知識があるだけでは、すくなくとも、現代においては力にはなり得ない。知識自体ではなく、組織された知識でないとものを生み出すはたらきをもたない。
 そればかりではない。知識の量が増大して一定の限度を越すと、飽和状態に達する。あとはいくらふやそうとしても、流失してしまうのである。だいいち、その問題に対する好奇心がうすれてきて、知識欲も低下する。
 収穫逓減(しゅうかくていげん)の法則、というものがある。
 一定の土地で農作物を作るとき、それに投じられる資本と労力の増加に連れて生産高は上がって行くが、ある限界に達すると、こんどは生産が伸びなくなっていく現象を支配する法則のことである。
 似たことが知識の習得についても見られるように思われる。はじめは勉強すればするほど知識の量も増大して能率があがるが、かなり精通してくると、壁につき当たる。もう新しく学ぶべきことがそれほどなくなってくる。なによりもはじめのころのような新鮮な好奇心が失われる。初心忘るべからず、などと言うのは無理である。
 二十年、三十年とひとつのことに打ち込んでいる人が、そのわりには目ざましい成果をあげないことがあるのは、収穫逓減を示している証拠である。この一筋につらなる、というのが、かならずしも、黄金律でないのもそのためだ。
 知識ははじめのうちこそ、多々益々弁ず、であるけれども、飽和状態に達したら、逆の原理、削り落し、精選の原理を発動させなくてはならない。つまり、整理が必要になる。はじめはプラスに作用した原理が、ある点から逆効果になる。そういうことがいろいろなところでおこるが、これに気付かぬ人は、それだけで失敗する。
 たとえて見れば、マラソンのレースのようなものである。前半は、スタート地点から遠くへ行けば行くほどよいが、後半は、逆に、スタート地点へ向って走る。スタートのところにゴールがあるからだ。折返し点がある。そこをまわったら反対の方向を走る。折返し点をまわらずに、まっすぐ走り続ければ、いつまでたってもゴールはない。知的マラソンレースにおいても、折返し点をまわらないで突っ走るランナーがすくなくない。
 折返し点以後では、ただ、知識をふやすだけではいけない。不要なものはどんどんすてる。忘却の要については、すでにのべたが、これによって、思考に活力をもたらすことができる。
 ここでは、いったん習得した知識をいかにすて、整理するかについて考える。
 家庭でガラクタがふえてくると、すてる。古新聞古雑誌がたまって場ふさぎになる。たまってくると、屑に払ってしまう。これにためらいを感じる人はあるまい。そんなものをとっておいたのでは、人間の住むところがなくなってしまう。
 一般に年寄りはガラクタを大事にする傾向がある。菓子折の杉箱がみごとだと言って空箱を保存する。空箱が山のようになる。若い人はそれをすてようというが、老人はもったいないと言って譲らない。
 新聞雑誌なら古いものはゴミにする人も、書物だと、かんたんにチリ紙交換に出したりしない。ひょっとするといるかもしれないという気持が手伝うのであろう。しかし、いよいよ本があふれてくると、パニック状態に陥って、何でもかんでもすててしまえ、という衝動にかられる。よく考えもしないで、手当り次第に整理する。
 さっぱりしたと思っていると、調べものをしていて、あの本に、と目星をつけた本が、売払ってしまったあとだったりする。やっぱり、めったなことでは本を売ってはならない。大は小を兼ねる、などとうそぶいて、また何でも保存するようになる。
 こういう後悔をしなくてはならないのは、日ごろ整理の方法を考えたことがないからである。集めるのも骨であるけれども、すてる、整理するのは、さらにいっそう難しい。
 知識について言っても、習得については、記憶、ノート、カードづくりなどいろいろ考えられているのに、整理についてはほとんど何も言わない。学校なども、知識の学習にはやかましく言うけれど、いっぱいになった頭の掃除についてはまったく教えるところがない。忘却というのが、学習に劣らず、あるいは、それ以上に難しいことを知らずに学校を出てしまうのは、決して幸福なことではない。
 ガラクタの整理ですら、あとになって、残しておけばよかったと後悔することがある。まして、知識や思考についての整理であるから、ひょっとしたら、あとで役に立つのではないかと考え出したら、整理などできるものではない。それでも、知識のあるものはすてなくてはならない。それを自然に廃棄して行くのが忘却である。意識的にすてるのが整理である。
 いまかりに、Aの問題について、カードをとったのが1000枚になったとしよう。こんなに多くては身動きができない。まず、いくつかの項目に分類する。分類できないものを面倒だからというので、片端から棄てるのは禁物。
 この分類されたものを、じっくり時間をかけて、検討する。急ぐと、ひそんでいる価値を見落とすおそれがある。ひまにまかせてゆっくりする。忙しい人は整理に適しない。とんでもないものをすててしまいやすい。整理とは、その人のもっている関心、興味、価値観(これらはだいたいにおいて同心円を描く)によって、ふるいにかける作業にほかならない。価値のものさしがはっきりしないで整理をすれば、大切なものをすて、どうでもいいものを残す愚をくりかえすであろう。
 かりに、価値のものさしがあっても、ゴムでできていて、時によって、伸び縮みするようなら、これまた没価値的整理と選ぶところがない。こどもには整理をまかされない。こどもだけではない。他人に整理をゆだねられないのはこのためである。
 すてるには、その人間の個性による再吟味が必要である。これは没個性的に知識を吸収するのに比べてはるかに厄介である。
 本はたくさん読んで、ものは知っているが、ただ、それだけ、という人間ができるのは、自分の責任において、本当におもしろいものと、一時の興味との区分けをする労を惜しむからである。
 たえず、在庫の知識を再点検して、すこしずつ慎重に、臨時的なものをすてて行く。やがて、不易の知識のみが残るようになれば、そのときの知識は、それ自体が力になりうるはずである。
 これをもっともはっきり示すのが、蔵書の処分であろう。すてるのではないが、本を手放すのがいかに難しいか。試みた人でないとわからない。ただ集めて量が多いと言うだけで喜んでいてはいけない。


言われてみると、なるほどと思いました。「すてる」の次のエッセイ「とにかく書いてみる」も興味深かったです。多くの資料を前にして、圧倒されることがありますが、とにかく最初から最後まで気軽に気負わず書いてみよう。書いているうちに筋道がまとまってくるので、書けるんだ!と自分に言い聞かせて書いてみようということが書かれてあります。ためになるよい本だと思います。(^-^)

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7960:今晩は by りら on 2010/02/18 at 20:53:04 (コメント編集)

これだけの知識を御持ちで

びっくり しました

これだけ書くにも根気のいることでしょう  感心するのみです

7963: by らいとNGC7000 on 2010/02/19 at 21:05:08 (コメント編集)

りらさんへ

コメントありがとうございます。著者の外山滋比古さんの文章を紹介しました。
なるほどと感じた箇所をまねすることから始めるのもひとつの方法だと思います。
私は物が増えすぎて困っているので、これをきっかけに整理して減らそうと考えています。
もしも床が抜けると大変ですからね。(・∀・;)それは冗談ですが、絶対に減らします。

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